辛い時に辛いと言えない人に

 この女の子は『感想文』の女の子と同じモデルがいるのでしょうか。
 あるいは作者藍崎さん自身がモデルだったりするのでしょうか。

 過酷な人生で自らの道を選択していくお話ですが、読者にとっても"選べない少ない選択肢の中から選ばざるをえなかった"という心の内の記憶を引っ張り出されて揺さぶられるような感覚を味わう事になります。
 普通・当たり前が羨ましい、妬ましい、そう感じている人にとってこの作者さんの作品は心に寄り添ってくれる作品となると思います。