親友と天ノ弱

僕は君が嫌いだ。


君はいつも他人に気を配れて、君と話す時間はとても特別に感じて、何故だろう、胸が苦しくなる。


「ありがとう」、君がくれた言葉は僕が明日を生きる理由には十分だった。


「親友」、君は僕をそう呼んだ。「友達」より一つ上の存在に僕はなれている、そう思うと照れくさいけどとても嬉しかった。でも、僕はこれ以上の存在になる事は出来ないという事も悟り悲しくなった。


「人は皆平等だ。」、昔の偉い人が言ったそうだ。だけど全然そんな事は無かった。世界中全ての人に平等に接するという事は絶対に不可能だ。君の一番の席に僕が座るなんてきっと無理なんだ。こんな言葉に惑わされ夢を追う僕の姿は周りからしたら滑稽に見えるのだろう。一度生まれたら顔は変わらない、それがどんな物であっても。僕はこの世界を憎んだ。


君の事を考えると今までしていた事が手に付かなくなる。それくらい僕は君の虜になっているんだ。


だから、僕は君が嫌いだ。

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明日も君が好きでした。 @lanlanlanlanlan

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