間違いとパンドラの箱

人は誰しも間違いを犯す。

私は君を愛していた。しかし、君は違った。


私の好きな人の好きな人が私である確率はどれくらいか、答えは「箱を開けなければ分からない」だ。

もし、他人の考えていることを読めるようになったなら何が入っているか分からない箱の中身を開かずに知ることが出来るのだろう。愛、憎しみ、犬、馬、何が入っているか分かればその先を想像し未来を変えることが出来るのだろう。


いや、違う。中身を知ったところで未来を変えることなんて出来ない。どう頑張ったってたどり着く先は同じだ。後悔、嫉妬、苦痛、これなら知らない方がいいまである。


つまり、私が何を言いたいかと言うと、「0に近い勝負で勝つ方法は私には分からない、ただ相手の考えを読めるようになったらつまらない人生になるだろう。苦痛に耐えるよりは相手の事を考えながら愛してもらう努力をした方が楽しい、そう考えた方が少しは楽になれる気がするんだ。」ってこと。

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