第49話 強襲作戦③
俺がやらかして魔物に火炎魔法をぶっぱなしたせいで、こっそり奇襲した事がバレたのでがんばって突っ走ることになった。
「ファイアボール!」
俺は走りながら火炎魔法を連打した。他のひとは剣や斧を振り回してたり、カラフルな魔法を自在に使っていた。すげぇ。
「お前達!着いてこれてるか!」
団長の声が響いた。草木を華麗に躱しながら、超速で進み、進行の邪魔になる魔物を瞬殺して先に進む。このパーティー、超つよいな!?
「聞こえますか?アレスです!ちょうど真北に魔族らしき魔力反応があります。」
てかおまいら、大声出していいんか?まぁバレたから何でもいいのか。
「ありがとう。みんな、来たに向かって進みまくれ!魔族と出会ったらなるべく1人で戦わないように!」
そんな感じで激走していたら、6人の前に巨大な影が近付いてきた。
「うわぁ!こいつ、キングオーガですよ!」
前に出会ったオーガよりも、一回りも二回りも大きい。自分の身長の2倍はありそうだ。
「まともに相手してると厳しい。全員、散開して魔族を目指すんだ。」
すると吸着していたパーティーの人は一気に散ってしまった。
「ユウキ、私は別の方に行くわ。なんとか頑張ってね!」
そう言ってクレアとか他のパーティーの人は俺の傍から離れてしまった。
「待って!俺1人で戦えってこと?」
おどおどしていると、なんか包囲されてた。
「ちょっと、どうしよう。誰か助けて!」
確実に逃げ遅れた。もう間合いが全然無い。逃亡は不可能だ。
目の前にはキングオーガ。俺の周りには取り囲むようにゴブリンや普通のオーガがぞろぞろいる。絶対絶命かも。
群れの中央に、俺だけ取り残されました。乙です。
「クソ、どうやら戦うしか方法が無いらしいな……。鑑定、目の前のキングオーガを【鑑定】して!」
『鑑定結果……個体 キングオーガ 魔物 Lv24
名前……無し 性別……男 状態……普通
身体能力値 才能値
HP…432/432(+0) B+〜(?)
ATK…121〜(+0) ?(?)
DFE…89〜(+0) C〜(?)
SPD…101〜(+0) C+〜(?)
MP…30/30(+0) B〜(?)
スキル
〔戦闘スキル〕【剛力Lv10/MAX】→【剛腕Lv2】【打撃武器Lv10/MAX】→【強打Lv3】【雄叫びLv10/MAX】→【咆哮Lv1】【統率Lv2】【俊敏Lv4】【反応Lv1】
〔称号〕【同族殺し】
その他のスキル及びステータス 解析不能
キングオーガ……Aランクに指定される魔物。オーガの上位個体であり、オーガに比べてさらに凶暴で力強い魔物である。その巨体から繰り出される打撃は凄まじい威力で、並大抵の物は粉々に砕け散る。
弱点魔法……火属性 弱点部位……胸部
希少度……A+ 個体値……平均』
────────────────────掲載休止のお知らせ
書き溜めが無くなった&多忙の為毎日投稿を休止します。申し訳ありません。
あと、次回投稿は未定です。いつか書きます。
クラス転移したけどいじめられっ子の俺は異世界でもハブられたので、自由に生きたいと思います! haru1030 @haruya1030
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