汚染された聖堂の虚構サイクロトロンの空白機構

 「分割して統治せよ」という言葉がある。支配を行うには各個撃破できるように勢力を分断して名目上の対立を作り上げることが大切だということだ。例えば技術的集合とは数学的な「集合」の定義で成立するようなフレームの機能を追加することを意味するとして、その「集合」という言葉を集団圧力の数的暴力という意味にすり替えて意図的に個人の自由を侵害し、技術的操作の集合性を集団暴力だ、という風な言説の批判を行うことが可能になる。この場合、政治権力が犠牲者を装いつつ無能な政治家が独断でそのようなことを推し進めたが個人的にはそれに反対していた、という心情を発表すればとても効果的だし、この言説セットを逆にして、立場の弱い者が責任を取れないのをいいことに、自分たちが他者のためにそのようなことをした、といいつつ、弱者の側に嫌なら言えばよかったという無意識の圧力を無視した形式操作を持ち込むことができる。この立場と状況を意図的に無視して言論のフレームだけを意味の語り手の実践にしてしまう方法は天皇制エクリチュールの金融支配の意味作用の増殖性である批判と責任の自由を人間表現の基本的権利に置き換える性格を示している。この場合、表現の意図を制限するということは権利の形式を違反するがゆえに不可能だが、表現の循環的な流通機能を個別的な差異の実践として集団的に操作していくことは権利の形式に違反することなく権力のヒエラルキーを守るための口実として際限なく拡張されうる。例えば個人の自由を守れという主張を多様性として擁護しつつ企業の規制を強化するなどして経済的な自由を制限して「集団的な」経営的意図を阻害するということは客観的に可能であり、それを個人の内面の権利との「まったくばかげた」当て玉を別に用意して置くことで批判の現在の勢いを効果的にそぐことができる。この手段は個人的な制作を擁護することで個人の価値の低減を推し進めることで労働環境を悪化させ、商品としての物価を全体として引き上げ、投機に対する集団的な興味の名目を吊り上げる実践として財政基盤の税収を確保するという政策の正当化になるだろう。このことは公共的な労働環境の整備と同時に行われ、市場の労働環境の劣悪さを個人製作の愚かさの名分にしつつ自分たちはwebのオープンソースの機能を政府の金融的な効率化のために拡張するという基盤として整備され、そこから締め出された労働者や企業を救うための手立ては感染増加の現実として放置されるだろう。こうして集団的な不満は政治的な紛争状況に置換され、真実を叫ぶ勢力と虚偽を叫ぶ勢力という批判的実践を通して民族が生存するために必要な虚偽を維持することで科学的な集団を個人的な感情の反発心として利用しつくすことで属国としての安全保障が高まりその治安を管理するための配慮がどこまでも求められることになるだろう。だからリヴァイアサンが不要になったのではなく外部委託をして奴隷化を推進するための分離独立という自由をエクリチュールの物語として国民に感謝の気持ちとして投げ与えそれを被爆の遺憾の意にして平和のための希求を人類の悲劇として象徴化することが統治の「健全性」を保つだろう。故にwebのアップデートに期待することなく放射性廃棄物のデジタル資産化が憲法の信用創造を飲み込み、政府の財政の健全性がエクリチュールの加速から繰り返し皇室を浸食し、最大限度まで集団と個人の矛盾を高めつつ、環境に対するあらゆる破壊を家族的言論の崩壊として構築し、批判としての体裁を最後の可能性に至るまで壊変し、絶対的な虚無に行きつくまで自分達の民族の生存を箱の中で叫ばせ続けることが墓場となった終焉の惑星の悲鳴として空白を召喚するだろう。

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壊変召喚のデッキ構築パッケージ オドラデク @qwert

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