アトラクションな階段
仲仁へび(旧:離久)
第1話
私はとある遊園地に興味を抱いている。
その遊園地には変わったアトラクションがいっぱいあるらしい。
久しぶりに平日に休日がとれたので行ってみようと思った。
平日ならあまりまたされずに、アトラクションを体験できるだろうし。
それで、実施に行ってみたら、本当に変わったものがたくさんあった。
特に、遊園地に階段をのぼるだけのアトラクションがあったのは驚きだ。
どんなものだろう。
建物の中に入ってみると、まず係員から説明があった。
基本的に一本道で迷う心配はないらしい。
途中で気分が悪くなったら、天井に監視カメラが付いているので、上を見て合図をおくってほしい、と言う事だった。
私は頷いて、その先へ歩き出す。
さっそく、目の前に階段がある。
カラフルな階段だ。
私はその階段をのぼっていくことにした。
とても色鮮やかで綺麗だった。
赤色の階段はあたたかい。
青色の階段はすずしい。
白色の階段には雪が降っている。
黒色の階段は真っ暗でよく見えない。
ここは、色々な階段があるんだな。
黄色の階段はかんきつ系の匂いがする。
緑色の階段は、草花の匂い。
桃色の階段は、花の匂い。
紫の階段は霧がかかっていた。
シンプルなアトラクションだけど、新鮮で楽しい。
私はすべての階段をのぼりおえて、外に出た。
出口を出たら、係員が声をかけてきた。
「楽しんでいただけましたか?」
私は頷いた。
とても面白かったです、と。
特に灰色の階段は、幽霊みたいなのがふよふよ浮かんでいて不思議だった。
どんなトリックなのだろう。
そう言ったら、係員の人は少しだけ小首を傾げていた。
アトラクションな階段 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます