砂時計

ももいくれあ

第1話

醜いと美しいとは紙一重ですね。

私は貴方に恋をしています。

今の私は、どう映っているのでしょうか。

抱えきれない不安と、

ひとかけらの希望の狭間で困惑しています。

このまま真っすぐ向き合ったとしても、

それは、まるで風のように

通り抜けてしまうのかもしれない。

日が経つにつれて、その思いは強くなり、

戸惑いの中で時間だけが流れていた。

埋めきれなかった心の隙間を、

冷たい砂がふさいでくれた。

あんなにあったかい時間があったなんて、

自分自身では隠しきれないほどの思いを、

あの日の貴方は拾い集めてくれた。

すごく荒っぽく、とても優しく、

まるで金魚すくいのように、

遠くに響く花火のように。

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砂時計 ももいくれあ @Kureamomoi

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