砂時計
ももいくれあ
第1話
醜いと美しいとは紙一重ですね。
私は貴方に恋をしています。
今の私は、どう映っているのでしょうか。
抱えきれない不安と、
ひとかけらの希望の狭間で困惑しています。
このまま真っすぐ向き合ったとしても、
それは、まるで風のように
通り抜けてしまうのかもしれない。
日が経つにつれて、その思いは強くなり、
戸惑いの中で時間だけが流れていた。
埋めきれなかった心の隙間を、
冷たい砂がふさいでくれた。
あんなにあったかい時間があったなんて、
自分自身では隠しきれないほどの思いを、
あの日の貴方は拾い集めてくれた。
すごく荒っぽく、とても優しく、
まるで金魚すくいのように、
遠くに響く花火のように。
砂時計 ももいくれあ @Kureamomoi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます