謎めいた導入から始まる町娘と王子殿下の物語

第一章読了。
本作はおどろおどろしい雰囲気の導入から始まり、謎めいたまま本編へと入ります。

主人公は導入部の王子殿下ではなく町娘リーファ。彼女は王城勤めであったものの、王家との繋がりなどありません。しかし、ふとしたことから捕らえられることに。

ここまでの流れは展開が早く直ぐに読者を引き込んでいくことでしょう。更にはそのあとリーファに訪れる災難まで。スリリングな展開のまま一章を読み終えてしまいます。リーファの背景や王家の問題。回り回って導入部と繋がったときには思わず、なるほどとうなってしまいました(笑)


結局リーファは解放されませんでしたけれど、側女として王城に残ることに。まあでもそれは物語としてのお約束。読者はアラン王子とリーファの今後に期待するでしょう。

長い夜、眠れない夜にお勧めの作品です。

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