あとがき
本作を読んで下さった方、ありがとうございました。このあとがきを読んだだけだよって方、それでも構いませんw
2作投稿したところで満足したと思っていたのですが、こんなのどうだろうと書き始めてみたらノッてしまい、書き上げたのが本作です。
登場人物たちがゲーム通りに動かないせいで
ギャルゲー世界については、主人公ロベルトと第一ヒロインのアマンダをメインキャラに据え、他のキャラはばっさりとサブキャラにしました。大量の登場人物を動かすのは難しいという私の力量のなさのせいでもあります。でもまあ、そんなに長い物語にもしたくなかったし……。
そんなわけで、第2~4ヒロインより、ヒロピン要員にしてしまった後輩女子のメアリーの方が目立ってたり? 最初はネームドキャラですら無かったんですが、段々とヒロピンを取り入れたくなってしまって……w
ロベルトとアマンダは、序盤から山和と3人組を構成して、一緒に乙女ゲームの世界に転移してしまう仲でもあります。
ロベルトがよりによって乙女ゲームの主人公カレンを好きになってしまったり、アマンダがその乙女ゲームのラスボス機を起動してしまったりの展開が連続する場面は、ゲーム通りにいかない事への山和の嘆きが最高潮になる時でした。まあ、ラスボス機が味方についた事が、その後の事態解決への起爆剤になる事にすぐ気づくわけですが。
乙女ゲーム世界の方も、主人公カレンと第二ヒーローのメルビンがメインキャラで、他はサブキャラぐらいの扱いでした。武力的な強さはギャルゲー世界より上ですね、魔導ロボットとかいるし。本来はラスボス機を巡るトラブルが起こるはずが、アマンダがラスボス機のパイロットに選ばれてしまったことでトラブル自体が回避されてしまい、後々にドヤ顔するはずだった黒幕が頭を抱える場面とかもお気に入りですw
山和と
ギャルゲーと乙女ゲームに加えて、もう一つSF映画が絡んでくるというのは最初からの構想です。2つ絡ませるなら3つの方が良いかな、と。
山和たちが転移しているギャルゲーと乙女ゲームのタイトルが出てきている中で、SF映画のタイトルが出てきたのは伏線でした。作中で出てくる3つ目のタイトルということで、あれ、この映画も絡んでくるんじゃね、的な。
もちろん、こういうのは先の予想に使われても良いし、後からそういう事だったのかと納得するためのものであっても良いんだと思います。楽しみ方は自由!
しかしまあ、SF映画から参戦してきた
ギャルゲー世界、乙女ゲーム世界、SF映画世界の3つの異世界の運命が結びつくいうことで、トライアディック・デスティニー(Triadic Destiny)なんつータイトルにした次第です。序盤中盤では、元の世界、ギャルゲー世界、乙女ゲーム世界の3つという意味にも取れます。
ところで、作中で山和が指摘した、主人公が最終的にどのヒロインを選んでも良いようにセリフが当たり障りのないものになっているのがキツい、という内容ですが、実際はギャルゲーではなく、好感度システムのあるRPGでありがちなことだと思っています。システムに巻き込まれたキャラクターからは個性が消えちゃうんですよねぇ。システムに巻き込まれていないキャラの方が活き活きとしちゃったりします。
ちなみに、ギャルゲー世界で登場する
前作がキツい展開の物語だったもので、シンプルな明るい大団円なものを書けたのは良かったです。今度こそこれで満足するかもしれませんが、また何か妄想したら書くかもしれません。
それでは!
トライアディック・デスティニー シマフジ英 @jijitsu_ha_kinari
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