ヒューゴ→クリス (性別を隠して警備隊に入ったのがバレたら、女嫌いの総隊長の偽恋人になりました)

 登場作品『性別を隠して警備隊に入ったのがバレたら、女嫌いの総隊長の偽恋人になりました』

https://kakuyomu.jp/works/16816700427710360285


 国境の街の警備総隊長を勤めるヒューゴは、貴族にして美丈夫なれど、触れると吐き気を催すくらいに女性が苦手。唯一平気なのは、当初男であると性別を偽り、警備隊に入ってきたクリスのみ。

 ある夜ヒューゴは、警備隊の駐屯所にて、椅子の上に横になったまま眠っているクリスを発見する。



        ◆◇◆◇◆◇



 おはよう? 今はまだ夜だ。しかも、ここは寝る場所じゃないぞ。


 だいたい、どうしてこんな時間まで残ってる? お前の勤務時間は、とっくに終わっているはずだろ。

 家に帰る前に少し休もうとしたら、そのまま寝てただと? しかも、まだ眠い?

 クリス、今すぐ隊長室に来い。






 ほら、枕とタオルケットだ。まだ休むつもりなら、これを使え。あと、そこにある来客用の長椅子なら、さっきの場所よりいくらか寝心地がマシになるはずだ。


 どうしてこんなものがあるのか?

 ここに泊まりがけで仕事する時、たまに使っているんだよ。

 過労? そのくらいでどうにかなるようなら、隊長職は務まらん。


 だが、お前は休め。連日の捕物で、さすがに疲れがたまっているだろ。あんなところで、ずっと眠っているくらいにはな。

 労働環境の改善は今後しっかり考えるとして、とりあえず今は休め。

 起きたら、コーヒーくらい入れてやる。


 …………もう眠ったか。ここのところの激務の連続、よっぽど疲れていたんだろうな。

 おかげで助かっているよ、ありがとな。


 それにしても、だからといってあんなところで寝ることはないだろ。

 こんな無防備な姿、他の奴らに見せられるか。




※ここまで読んでくださってありがとうございました。

 自作の主要キャラを大勢登場させたこの企画、そろそろキャラとネタが尽きてきましたので、ここで一旦お休みします。

 今後続きを書くことがあるかはわかりませんが、その時はまた読みに来てもらえたら嬉しいですヽ(=´▽`=)ノ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

寝ている君におはようを 無月兄 @tukuyomimutuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ