高島くん 魔法都編

第20話 裏切られた

しかし、だんだん土地が少なくなっていき、どちらかが地下へ移住するざるを得なくなった。もちろん俺らは共存しようと反対した。しかし、科学派（あいつら）は俺らを裏切った。

だから復讐するため、ノヴァを生み出した。

回想終わりました。

「だから、俺らを裏切ったお前をここで殺す！」

「グルルルルルルルルルルルｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩ！！！！！！！！！！！……」

慧は槍をノヴァの手にブッ刺した。

「グルアアアアアアア！！！！！！……グルルルルルルルルルルル！グオオオオオオオオオオングオングオオオオオオオオオオン」

ノヴァは慧を落とした。慧は槍でノヴァの足を斬った。

「慧さん！！！！！！夜明けです！」

「何⁉︎」

東の方を見てみると、太陽が昇ってきた。ノヴァは日の当たる方へ行こうとした。

「行かせるな！！！！！！」

捕獲隊員たちはネットランチャーを撃って引き止めようとした。ノヴァは爆発や放電しようとしたが、体力が残っておらず、発動することができない。最後の悪あがきとして、女性の泣き声を上げた。

「は？ふざけんじゃねえぞ」

ノヴァは慧の方を振り向いた。

「グルァ？」

「もう一度言ってほしいか？［は？ふざけんじゃねえぞ］」

「…………グルルルルルルルルルルルｩｩｩｩｩｩ」

ノヴァは特殊な鳴き声を上げた。やはりホッキョクグマが現れた。

「……卑怯者！！！！！！」

ホッキョクグマは慧の方へ向かってきた。

「…………」

「グルゥ…」

ホッキョクグマは、ノヴァの方へ向かっていった。

「………………」

「………？」

「…………………………」

「…グオン、グオン…………」

「………」

ホッキョクグマは黙っていた。

「…………グオングオングオオオオオオオオオオン」

ノヴァは怒鳴った。するとホッキョクグマはノヴァの目に向かってパンチした。

「グルァ！！！！！！」

「…………………」

「グルァ、グオングオオオオオオオオオオン」

ノヴァは怒鳴り続けている。

「………………」

ノヴァは特殊な鳴き声を上げて、動物たちを呼んだ。

「………」

それでもホッキョクグマは黙り続けている。

やがて、動物たちが来た。

「グルァグオングオオオオオオオオオオングオングオオオオオオオオオオン！！！！！」

ノヴァがホッキョクグマに襲いかかるよう、動物たちを仕向けるが、動物たちは全く反応しない。

「………」

「…………………………」

「………グオングオオオオオオオオオオン」

ノヴァは立ち上がってハシビロコウに噛みつこうとした。

「…………」

その瞬間、ハシビロコウは空を飛んで、ノヴァの首元を咥えた。他の動物たちも一斉にノヴァに向かって走っていった。

「⁉︎⁉︎」

ノヴァや慧たちはかなり困惑していた。いつしかノヴァは地面に倒されていた。

「……グルァ」

ホッキョクグマはノヴァの上に乗ると、頭の部分をパンチして貫いた。

「………！！！！！！」

ホッキョクグマはしばらくノヴァの頭部に手を突っ込んでいたが、やがてやめると。

「グルァ」

動物たちを連れて、どこかへ行ってしまった。

「あ、まt」

「やめろ…………。逃してやれ………」

高島が物陰から出てきた。

「あいつもう倒した？」

「ああ倒した」

「え、もう朝だし。マジかよ〜」

高島は帰っていった。慧は手を叩きながら言った。

「再建するか！！！！！！この住宅街も！科学派と魔法派の件も！」