尊く、熱い愛。ドラマチックな短編です。

全部で一万文字に満たない短編ですが、中身が、とても濃いです。

展開が早く、主人公たちが運命に翻弄される様子は、読者の感情を揺さぶるでしょう。

最初から最後まで、一気読みをしました。

罪人の娘ゆえ、孤独なシリル。
樹木の精霊、ヘクサは、彼女に恋をします。

それは、淡い恋。
一途な恋。
たった一人だけに捧げられる愛。
尊く、とことん熱い恋です。

短編ですが、読み終わったあと、中編を読んだかのような満足感です。

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