読み通したとき、『檻を作ってる』に籠められた味が変わる

どこにでもいそうな二人の小学生の間に、唐突に走る罅。
その亀裂を加速させる古い因縁と業、それによって現出する脅威。
じっくりと読み直すことで、その危うさ、哀しさ、そしてそれを乗り越えようとする意志とを感じることができるでしょう。

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