島に吹き抜ける強い風を感じて下さい。ここに帰る人がいるのだから…

長崎県天草市の南にある崎津漁村で学生生活おくる杉浦澪。
ここは、かつて江戸初期、幕府から弾圧を受けた隠れキリシタンが、たどりついた島。
中学からは鹿児島のエリート校に進学した夏目柊が、島へ帰って来た日から、物語は始まります。
島の教会や島民のしきたり。
全てが自然体で、すんなり心に入って来ます。
澪の、島に残る定めの決意のような感情も凄く惹きつけられます。
是非とも、隙間時間に開いてみて下さい。 
ふと、今でものこる歴史の島に思いを馳せることでしょう。


 

その他のおすすめレビュー

高峠美那さんの他のおすすめレビュー286