まさにゾンビの物語。

　ダークで暗い世界観でありながら、それを忘れてしまうほどのコミカルな雰囲気は逆に不気味さを醸し出しています。
　感情移入をひとたびしてしまえば、きっと物悲しさを感じ、何とも言えない虚しさに苛まれるかもしれません。
　忘れてしまいそうになる世界の情勢を思い出したとき、何が正しいのかがわからなくなるかもしれません。
　人間の価値観とゾンビの価値観の狭間で感じるそのままが、この先も紡がれていくのでしょう。