その特別な夜の夢に、あなたも魅了される――

 主人公と森野のやり取り、縮まる2人の距離感を、ひとつの夢でも見ているような感覚で追いかけていくのは、非常に楽しかったです。
 2人が踊るシーンでは、脳内で「アダージョとアレグロ」を再生させていました。
 どれもこれも惹き込まれるような美しい描写で、読み進めていくほどに味わい深くなっていく魅力的な作品でした。

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