子どもの頃の憧れそのものの姿のハードボイルド探偵になった主人公。でも現実では素性調査や猫探しばかり。難事件なんてそう簡単に舞い込まないし、パイプを咥えて推理もしない。そんなある日、『童心村』からの招待状が届く――。『大人は過去に執着し、子供は未来に執着します。』童心村のマスターの言葉です。心当たりがありすぎてグサッと刺さりました。だけど読了後は胸が温かくなる。ちょっと不思議な童心村、私も行ってみたいです。
探偵になって理想と現実のギャップを感じていた中、故郷の村に戻り子供の時に話題にした探偵になる夢や思い出を情緒的に表現する描写が良い!
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