第7話 F4 2/2
「そういわれると悲しい。
じゃあ私、今からセサミの友人を辞めるから結婚してくれるかな?」
「いやいや、そういう問題じゃないでしょう。」
「なでなでしてあげるから。」
「子どもじゃないから。」
なんか、今までの騎士象が崩れ去っていくきがする。
彼女はいつも前進と冒険あるのみの冒険者に憧れた貴族令嬢と言ったところだった。
「だめだ!だめだ!だめだめだ!
私と結婚してくれるまで私はここにいるぞ!」
「えー。」
折角の独身生活を同棲生活に変えられたくないな。
構ってもらえる人が居ない人にとって独り暮らしは苦痛だけど、自分みたいなかまってちゃんが多い家庭だと楽園に変わる。
うん、前世では苦痛だったけど今世ではいいやって思ってる。
「ずるーい、私だってシーザーと一緒に居たいもん。
ならおねえちゃんも一緒に居る。」
「おねえちゃんもマドレーヌさんも仕事があるだろうに。
俺にだって仕事があるから邪魔されたら困るよ。」
「確かに........仕事なら.......頼んでみるか。」
マドレーヌさんは一先ず納得してくれたのか。
頷きはしてくれた。
「しかし、仕事中だったのはこちらとしても良くなかった。
もうすでに庶民の身のシーザーの生活に関わってくるのでな。
補填はするのでまた後日は成せる時間を作ってくれると助かる。
連絡方法はこれを使ってくれるかな。」
そういって渡されたのはポケベルの形をした発信機。
「これは最近開発された魔道具でいつでも連絡ができる便利なものだ。
しかし、専用の文字があるのでそれはここに記してあるから覚えてくれると助かる。
あと現状100文字しか送れないので気を付けてくれ。」
そして見せられたのはモールス信号と同じ短音と長音の組み合わせのような文字盤。
アマチュア無線技士と昭和な文字数制限のある昭和な組み合わせ。
これ、普通の転生者だったら詰んでね?
俺日本に帰ることができるからなんとかなりそうだけど。
普通にやったら詰む。
傍受もできそうだな。
術式調べておこうっと。
悪用しつつも、患者の診察に最近開発していたエコー魔術を採用しても良いかと思い始めた。
術式の構築から自分が構築したエコー魔術と同じ部分が使われているので透過性のある波を使っているに違いない。
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メイン小説
換金スキルとショップスキルでバグ技現代無双〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~
酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~
こちら二つもよろしければ拝読ください。
スライム道
姉の友達は僕にお姉ちゃんと呼ばせたい~勇者の雑用係は追放されて薬屋始めました~ スライム道 @pemupemus
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