96――あずささんとの話


「おいしい……久々に野菜食べると染みるわー」


 その日の夕食は私が料理をして、愛さんとはるかで食卓を囲んだ。私も外食続きで野菜が足りてなかったので、肉じゃがとだし巻き卵。あとはほうれん草のおひたしと、白菜や大根やにんじんなどを入れた具だくさんのお味噌汁を作った。埃を被ったシンクも掃除して、久々に集中して作業をしたかもしれない。


 ずず、と味噌汁を啜ってから白菜を口にいれて咀嚼した愛さんの感想に、『野菜は毎日食べないとダメですよ』と苦言を呈しておく。ちゃんと作ってる途中で味見はしたけれど、こうして座って落ち着いた状態で食べるとまた感じが違う気がする。ものすごく自画自賛だけど、おいしくできたんじゃないだろうか。


 パクパクと会話も少なめに食事を終えて、手早く洗い物を済ました。はるかが手伝ってくれたので、私が洗う係ではるかには食器を拭いてしまう係をやってもらった。愛さんはというと食卓で缶ビールを飲みながら、何故か私たちが洗い物をする後ろ姿をジーッと見ていた。それなら食器棚にしまう係でもしてくれればいいのに。


 洗い物を終えて、はるかは冷たい麦茶をコップに注ぐ。私はちょっとあったかい物を飲みたかったので、急須にお茶っ葉を入れて煎茶を淹れる。私とはるかはそれぞれコップと湯呑みを持って、愛さんと同じく食卓に腰掛けた。


 愛さんにはまだ話が届いていなくて知らないのかもしれない、はるかも詳細は知らないけど何かがあったことはなんとなく感じ取っているのに、一切触れずに他愛のないおしゃべりでいつもの空気にしてくれているのはすごくありがたかった。


 夕方にあずささんから電話があって、今日はこちらに帰って来ると言われた。東北でのお仕事を切り上げて、私の姉の件に対応してくれるという。本当に不肖の姉の不始末でご迷惑を掛けて申し訳ないなと思いつつ、それと同時に遅くなるけどできれば自分の帰宅を待っていてほしいという話だった。


 愛さんもはるかも自分の部屋に戻って、まるで死刑執行を言い渡される囚人のような気持ちであずささんの帰りを待つ。平成の終わりでも親族に犯罪者やそれに類するややこしい人がいたら、本人になんの瑕疵がなくても同一視される風潮があった。現在私が生きている平成初期はもっとその風潮が強くて、芸能人でも兄弟をはじめとした近親者が犯罪行為をして逮捕でもされた場合は大々的に夕方の全国ニュースで報道されるのは常だ。そして当然のごとくその芸能人本人のところにマスコミが押しかけて囲み、謝罪を迫る光景が流されている。うちの姉がやったことは殺人や詐欺や窃盗ではないことと、未成年なのでそこまでのバッシングはなさそうな気はするけれど。


 でもあずささんにしてみれば、獅子身中の虫が自分の教え子にいることになる。下手をしたら私だけじゃなくて、あずささん自身の評価や人物像を損ねる結果になりかねない。そんな人間を自分の近くに置いておきたいかと考えると、普通ならみんな嫌だと言うのではないだろうか。少なくとも私が後進を育てていて、その子が自分やその子や他の子たちに害になる要素を持っているのなら多分排除に動くだろうし。


 長々と遠回しに考えをグルグルと巡らせてみたけれど、一言で言えばあずささんからここから出ていくように言われる可能性もあるんじゃないかっていうことだ。あずささんがそう決めたなら仕方がないと思う、受け入れるつもりだけど自分のやらかしじゃないことで夢が潰えるのってすごく悔しい。ここを出たら実家に帰るのが第一候補になるけれど、なおとふみかの近くにいられるのは素直に嬉しい。でも燃え尽き症候群じゃないけれど、やりたいことができなくなった自分がどうなってしまうのかというのは正直怖い。何のやる気も出ない、無気力な人間になる可能性だってある。


 いっそそうなったら、実家じゃなくて島の祖母のところにお世話になるのもありかなぁ。ただ前世と同じタイミングであれば、あと2年で震災が起こる可能性がある。祖母は生き残ったけど家が潰れちゃうんだよね、もちろん私がそこにいてもいなくても祖母がその日に島に不在になるように色々と策を巡らせるつもりだけどね。祖母と確執がある伯母とか色々と面倒くさい地雷が埋まっているので、あの島に住むのも色々と気を遣いそうでなんだか面倒くさい。


 正直実家で両親の顔を見るのも嫌という感じになっているので、こっちでひとり暮らしするのもいいかもしれない。保証人は洋子さんにお願いしてみたらどうだろう、愛さんも私にとって信頼できる大人だけど女優さんだから賃貸の審査とか厳しそうだよね。いや別に愛さんが貧乏だと思っているわけではなくて、職種の話ね。むしろ貯金は結構あるんじゃないかな、寮は家賃も光熱費も無料なんだからその分浮いてるんだから。


 不謹慎だけどひとり暮らしするならという想像をすると、ちょっとテンション上がるよね。どこに住むかとか、どんな物件を借りるかとか。このままだと際限なく妄想が広がりそうだから、一番ネックになるお金のことを考えることにする。今の私は中学生だから当然なのだけれど、役者として仕事ができなくなった場合は収入源がなくなりお金が入ってこなくなる。バイトも家の都合とか特殊な場合のみ、新聞配達が認められる程度にしか働く選択肢がないんだよね。もちろん私の場合はそれは認められないし、両親が健在なんだから庇護下に戻れというのはすごく真っ当な発想だろう。


 親戚がお店を経営している場合なら、お手伝いという言い訳が通用したりもするんだろうけどね。東京でも身元保証人であるあずささんが許してくれるなら、この寮と本宅の家政婦とか喜んでやるんだけどなぁ。芸能人じゃなくなったら、雇ってもらえないだろうか。都合が良すぎるのはもちろん承知の上なんだけども。


 あっちこっちに思考を飛ばしているといつの間にか時間が経っていたみたいで、いつの間にか日付が変わるぐらいまで夜が深くなっていた。私が時計を見たのと同時に、玄関ドアが開く音がしたのですぐさま立ち上がって早足で向かう。そこにはいつもの和服姿ではなく、ラフな部屋着に着替えたあずささんが少し疲れた表情で立っていた。


「お、おかえりなさい。お疲れさまです、あずささん」


「遅くなってごめんなさいね。すみれは眠くない? もし辛かったら、また明日話すのでもいいわよ」


「いえ、大丈夫です。お茶を淹れますので、どうぞ」


 玄関先での立ち話では済まない話なのはわかっているので、あずささんに寮に入ってもらって先にリビングに行ってもらう。私はふたり分のお茶を淹れてから、お盆に湯呑みをのせてあずささんの後を追う。ソファーに座っていたあずささんの前に湯呑みを置いて、その対面に座った。湯呑みに口をつけてゆっくりとひと口分をこくりと飲み込んだ後、あずささんは溜め込んだ空気を吐き出すように大きくため息をついた。


「……すみれはよく、あの大人たちの中でこんなに真っ当に育ったわね。反面教師、というものなのかもしれないけれども」


「あの、両親と姉がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」


「すみれには何の責任もないのだから、謝らなくていいわ。今後もすみれの家族が何か問題を起こしたとしても、すみれは謝る必要なし。いいわね?」


 ちょっとだけ冗談めかして言うあずささんの様子に、知らない間に肩に入っていた力が少しだけ抜けた。そんな私の様子を見て、あずささんは今日の出来事を話し始めた。


 連絡を受けて東京にやってきたのは、なんと両親だけではなく祖父も一緒だったという。話し合いの場になったのは、姉が一晩お世話になったお寺。ここの住職さんとあずささんが親しい知人だったため、今回のような無理を聞いてもらえたのだという。なんというか、あずささんの人脈の広さを思い知らされた感があるね。


 あずささんが姉を警察ではなくお寺に預けたのは、別に姉の将来を気にかけてなんていう話ではない。基本的に私があずささんが帰って来るまでに考えていた、この時代の世間の人たちが警察に厄介になった人間をどう見るのか。そして何も罪を犯していない身内までも同一視する風潮を考えてのことだと話してくれた。簡単に言うと、私の芸能活動を守るためだと言っても過言ではない。


 あずささんとしても、本人に責任はないのに家族がやらかして芸能生命が絶たれた人をたくさん見てきたそうだ。『私の身内であるすみれに、そんな辛い想いをさせたくない』と口に出して言われた時には、感動して泣きそうになってしまった。ただ今は泣いている場合ではなくて、あずささんの話をちゃんと聞かなければいけない。ウルッとした涙が引っ込むように、私は目に力を入れた。


「最初にお祖父さんとご両親が私に頭を下げられたのだけど、今回の一件は謝罪だけで済ませる訳にはいかないから。ひとまず落ち着いて会話が出来るように、頭を上げてもらったのよ」


 席についてあずささんとお寺の住職さんと弁護士さん、うちの家族3人が向かい合うように座ったらしい。その場に姉はおらず、住職さんの話だとお寺に着いた時も暴れたり騒いだりとすごかったので、その元気も無くなるように徹夜で坐禅やら精神修行みたいなことをさせたらしい。そのため、話し合いの時は深い眠りについているようだ。


 『ちゃんと布団の上で寝てもらっているので安心してください』と告げられた両親は、話を聞いて恥ずかしさから赤面していたらしい。まぁ自分の子供が余所にご迷惑を掛けているんだから、まともな神経をしていたら恥ずかしいだろうね。ただその恥ずかしさは自分たちが恥をかいたことへのものなのか、それとも姉をちゃんと教育できなかった親としての自分たちへのものなのか。多分前者なんだろうなと思うのは、ちょっと穿ちすぎかなとも思う。


「洋子から『すみれは家族とはもう積極的には関わりたくないと言っている』と聞いたけど、今もその気持ちは変わらない?」


 あずささんの問いかけに、私はコクリと頷いた。『今までの付き合いよりも、もっと距離を空けた感じで』と言うと、あずささんはポケットから四つ折りにした紙を出した。あずささんがその紙を殊更丁寧に扱っているように見えたので、受け取った私もそれに倣ってできるだけシワにならないように広げると中には誓約書と書かれていた。


 内容は簡単に言うと、私が望まない限り家族側から接触を持たないこと。そして私があずささんとの養子縁組を望んだ際は、私の希望を一番に考えて受け入れること。芸能人である私に不利益を与えるような行動は慎むこと。もしも不利益を被った場合は、適正な損害賠償金を請求するなどの内容が書かれていた。


「ごめんなさいね、相談もなしに。内容はこちらで考えたのだけれど、すみれが私との養子縁組を望まないなら別にしなくてもいいの。ただあなたがこのまま役者という道を歩むのなら、間違いなく彼らはすみれの足枷になる可能性が高い。だから、これは念のための条件だと思えばいいわ」


 一般論で考えると、親に対して子が望めばその通りに養子に送り出せと要求するのは非常識だと思う。でも多分今日うちの両親や祖父と話をして、改善の余地がないと判断するような何かがあったのだろう。特別な何かがなかったとしても、言葉の端々や態度からあずささんがそう判断するに足りる色々を感じたのかもしれない。


 その条件の下には祖父と両親、そして殴り書きみたいに汚い姉の署名とそれぞれの拇印があった。私がそれを望まないならこれはあずささんがこっそり保管しておくつもりだったみたいだけど、あずささんの養子になることについては私も選択肢のひとつとして考えていたので、誓約書をもらってきてくれたあずささんには感謝しかない。


 この書類だけなら内容がデリケートなため、養子縁組については法的に有効だとは断言できないらしい。でも弁護士さんが同席して両親の意思確認をしているから、その点からこの書類の有効性を主張できるのだそうだ。もちろん家族の行動によって私が損害を被った場合についての損害賠償請求についても、当然認められる。


「ありがとうございます、あずささん。これが少しでも、姉にとっての抑止力になればいいんですけどね」


「……どうかしらね。最後にちょっとだけ会ったけど彼女からの謝罪はなかったし、お金が必要な理由についても一切口を割らなかったから。結局どういう子なのかすらわからなかったわ。まぁ、ここからは家族の仕事よ。ご両親がちゃんと窘めるのか、それとも一緒に地獄に落ちるのか。他人である私や離れて暮らしているすみれには関係のない話でしょう」


 あずささんの意見はごもっともな話で、むしろ被害者なのに仕事を切り上げて時間を作り、加害者家族と面会して今回は被害届も出さずに金銭の授受だけで終わらせてくれているのだから十分に温情のある対応だ。お金は祖父が持ってきたらしい、私が返すと言ってもあずささんが受け取らないであろうことはわかっているので金額は聞いていないけれども。


「すみれはお姉さんの事情、知りたいと思う?」


 あずささんの質問に、私はすぐに首を横に振った。姉が今回こんなことをした動機を知ってしまえば、私は姉を許さないといけなくなる。何回も言うけど、私は今回の姉の行動を結構腹に据えかねているのだ。だから聞かないし、もし両親がその話を私にしようとしても聞く気はない。例え周囲の人に頑なだとか優しさが足りないとか言われたとしても、今回ばかりは私は自分の考えを変えないつもりだ。


 それを正直に話すと、あずささんも『それでいいと思う』と言ってくれたのでちょっと気持ちが楽になった。自分の意見を肯定してくれる人がいるだけで、頑張ろうって気持ちが湧いてくるよね。


 色々と骨を折ってくれたことにもう一度お礼を言って、この話はここで終わりとなった。あんまり長々と話していても、正直なところ楽しい話じゃないからね。


「そう言えば、応接室から玄関までの廊下とか掃除してくれたのはすみれよね。せっかくの休日なんだから、ゆっくり休めばいいのに。でも、ありがとうね」


「いえ、そんな。寮もそうでしたけど、ちょっと掃除ができてない感じだったので。あの、トヨさんの次の人ってまだ決まってない感じですか?」


「そうね、まだ後任を決められてないわね。トヨとは私が若い頃からの付き合いで、十分な信用があったからこの家を任せることができた。でも全然知らない人を自分の家の中に招き入れるのって、結構勇気がいるでしょ。だからなかなか決められなくてね」


 物憂げにため息をつくあずささんの様子に、別に家政婦さんに泥棒されるのが怖いとかじゃなくて単純にプライベートスペースによく知らない人を入れるのが嫌なんだろうなと直感的に思った。役者として家の外では顔を知ってる人や知らない人、たくさんの人と関わる仕事をしているからこそ自分の家だけには信用できない人に踏み込まれたくないのかもしれない。逆に私たちは入っても何とも思われてないみたいで、信用してもらえてるんだなとちょっと嬉しくなった。


 私がそんなことを考えていると、あずささんはため息をついて前髪を気怠げにかき上げる。


「でもそろそろ決めないと。直前で家政婦を招き入れた結果、ダメだったら困るものね」


 あずささんの言葉の後半は同意だけど、直前ってなんだろう? 不思議に思って小首を傾げていると、私の様子が面白かったのかクスリと笑ってあずささんが続けた。


「この寮の部屋も結構空いたままで、持て余しているでしょう? 色々なところから話が来ていて、来年の春から内弟子という形で小学生の子役志望の子供たちを迎え入れることになったのよ。一応定員は4人、演技だけじゃなくて人間性も鑑みて合否を出すことになっているわ。これから半年ほどは面接とかで家を空ける日もあるだろうから、すみれたちには迷惑を掛けることになると思うけれどよろしくね」


 そんな計画があったのかと思いつつ、人柄も重視してくれるというのは同じ寮に住むことになる私としてはありがたい。あずささんの話だと来年の春からは仕事をセーブして、本腰を入れて後進の育成に力を入れるということらしい。だったらあずささんが家事をすればいいのではという声も聞こえてきそうだけれど、実はずっとトヨさんに頼り切りだったからあずささんの家事レベルは結構低いそうだ。


 仕事をセーブして大丈夫なのかなぁと私が疑問に思ったのがわかったのか、あずささんは内情を説明してくれた。子役が多く所属する事務所や子役を多くCMなどに起用している企業がスポンサーになってくれるらしく、これまでの蓄えとその報酬で十分やっていけるとのことだ。あずささんには他に投資してるお金とかもあるしね、不動産投資から手を引いたおかげでバブルが弾けた影響もかなり少なかったらしいし、懐具合はかなりあったかいみたいで安心した。


「資金面に問題がないなら、家政婦さんをふたり雇い入れたらどうでしょう? 良識がある人というのは絶対的な前提条件として譲れないですけど、人間だからどうしても魔が差すこともあると思うんです。もしその悪い気持ちに従って行動を起こそうと思っても、もうひとりの目があれば踏みとどまれる可能性って上がると思うんですよね」


「……なるほど、すみれは盗難とかそういう類いを心配しているのね」


「一番ありえそうですからね。これまではそんなことを心配する必要はなかったけど、姉のことで他人の物を理不尽に奪い取ろうとする人がいるっていうのを実感したので」


 ありがたいことに前世も現世も泥棒被害に遭うことはなかったけれど、今後はどうかはわからない。寮の共用部分に監視カメラを付けるというのもいいのかもしれないけれど、この時代の監視カメラって大きいし価格的にも高いんだよね。それに寮という自分の家とも言える場所にカメラがあっていつでも撮影されているとか、全然安らげなくなりそうなのも嫌だ。


 だったら家政婦さんをふたり雇って、お互いの動向を監視し合ってもらったらどうかなと考えたのだ。ふたりで共謀されたらお手上げだけど、良識がある人ならもし片方が怪しい動きをしていたらきっと注意するなり上司やあずささんに報告してくれると思うんだよね。


 私がそれを話すと、あずささんは『考えておくわね』と言ったのを合図に話は終わりになった。すでに日付が変わって深夜になっていたので、あずささんが気を遣ってくれたのかもしれない。『おやすみなさい』と挨拶をして、あずささんを見送った。使った湯呑みと急須を洗って歯を磨き、自分の部屋のベッドの上に寝転がる。


 よかった、とりあえずこのまま追い出されることもなく芸能活動を続けていけそうだ。なんだか色々と考えていたのが馬鹿みたいだなと思いつつ、未だに前世のマイナス思考が自分の中に残っていることに驚く。今後はもっとプラス思考になって不安を吹き飛ばせるようにならないとと決意を新たにしていると、いつの間にか眠気に負けて夢の世界に旅立っていたのだった。

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【書籍化】美少女にTS転生したから大女優を目指す!【web版】 武藤かんぬき @kannuki_mutou2019

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