詩のように、童話のように、語られる少し不思議なやさしい恋の物語。

不思議な電柱コネクターというアイテムをキーに語られる、やわらかくやさしい感性の初恋の物語です。
幼なじみへいつのまにか抱いてしまった恋心は、おさなく、けれども切実で、主人公少年の語る言葉は、少しファンタジックな描写と相まって、どことなく懐かしい感覚をこちらに引き起こします。
子どものころにたしかに持っていた、やさしさあふれる感性の紡ぐ物語。
心をやわらかくして、ひと時ひたっていただきたい作品です。