読み書きに、会話もできない、怪獣が、人に惚れたら、こうもなるかな。
水白 建人
「
ガ、ガガオッガーガオガ……!
「うわあ!?
「ガオッガ!?」
「
「
「ああ、
「
「おばあさん
ガオガァ!
「こ、
「
「ガオガガガガ……!?」
「ああ、こんな
「オガガァ! ガオ、ガオ――」
「ありがとう、ありがとうよ」
ガ、ガオガ……ガオガガオ……?
ガオ、ガオガーガオガ、ガオガガッガオガ!?
「そこのおばあさん、あなたは
「ガガオッガーガオ――!」
「ガオガオライノスよ、おばあさんから
「オガァーーーー……!」
「
「……ガ、ガガガ……」
ガガオッガーガオガ! ガガガオ、ガオガオガオガオガ、ガガガオガオガオガガッガ……。
ガガ、ガオガ……。
『ああ、こんな
「……ガーガオ」
『ありがとう、ありがとうよ』
ガ、ガオガ! ガオガ、ガガオ、ガーガオガガガオ、ガッガガオガガオ。
ガッガガオガガオ、ガ――。
「そよ
「
ガオガガオ、ガオガオ、ガガオガッガ。
ガオガガオガ、ガオガオガッガ。
「……ガーガオ」
《
《そんなガオガオライノスだが、
「
「
「すずめチュンチュン」
「あら、あんたこの
「……ガーガオ」
「ふう、
「ほうきカサカサー」
「ここらへんは、パーマがなんとかってお
「ガ、ガオガ! ガオガ、ガオガオガッガオ、ガガガオガ」
「え? なんだって?」
「ガオガガオガガガオ! ガオガオガガオガ!」
「がおがおだけじゃ、わかんないよ。ふう」
「……ガオ?」
「さて、
「ガ、ガオ! ガガオ、ガーガオ!」
ガオ、ガオガガガガ、ガガッガオガ。
……ガオガ。ガガガオガ、ガガガオガオ、ガオガオ。
ガオガガオガオ?
《
《ちなみに、ガオガオライノスの
「
オガガオ。ガッガ、オガガオガ。
「ガーガオ」
「おや、ガーちゃんじゃないの」
「ガ、ガオ」
「
「ンガ」
「まあ、
ガオガガオ、ガッガオガオガオ。
ガガオガガガオガガ。ガッガ、オガッガオガガガオガ。
「あらこれ……ふう、ガーちゃんったら
ガ、ガオガ……?
「わたしが
「ガオガガオガ?」
「だけどこれっぽっちじゃ
「ガガオ! ガガオ!」
「お
「ガオガオ?」
「
「ガオ、ガオガ」
「
「ガッ――!?」
「はい、あーん。あーん……」
ガ、ガオガ!? ガオガガオガ……!?
ガガオガ、ガッガガオガオ……。
「はい、ごちそうさまでした」
「お
「せめてスプーンくらいは
「……ガーガオ……」
「
「
「ガオ」
「たくあんツルー」
「ガオ」
「たくあんポトー」
「ガオ……」
「スプーンが
「ガ、ガオ!」
「たくあんグサー」
「あらあらガーちゃんったら、
「ンガンガ」
ガーガオガガオガ、ガオガオガッガオガガオガガ。
――ガガ、「ガオ」ガオガ、ガオガガガオ。
ガオ、ガオガガオガガオ、ガガオガオガオガ。
「……ふう、お
「ガオ。……ガオ?」
「ええと、ふう……ふう、なんだか
「ガーガオ? ガーガオ!?」
ガッガオ、ガオガガオガ!?
ガガガオガガオガッガオガ!?
「が、ガーちゃん……ふう……
ガオ! ガオガオガ――ガ!
『ガーちゃんったら
『わたしが
ガオガ! ガオガガオ、ガッガガオガ!
「ガッガオ、ガーガオ!」
「
「ブロック
「
「うわあ!? なんだなんだ!?」
ガオガ、ガッガオガ、ガガオガガオ!
「
「カラスバサバサー」
「
「ガオ、ガオ、ガオ……ガガオ」
オガガオガオガ、ガーガオガガオガオガオ。
「――ようやく
「ガオッガ!?」
「
ガオ! ガオガガガオガ……。
「ここ
「ガガオッガーガオ!」
「ぼくに
「
「――レーザー
ガ、ガオガガオ……!
「
ガオ……ガ、ガオガ!?
「
「ガガオッガーガオ……!」
ガオガオガオ、ガーガオガガオ。
『あらあらガーちゃんったら』
『はい、あーん。あーん……』
『おや、ガーちゃんじゃないの』
「――ガーガオ」
『ありがとう、ありがとうよ』
ガガオガガオガ――ガガガオ!
「フッ、
「ガーガオ……ガーガオオォーーーー!」
「
「オガァーーーー……!」
ガーガオ――ガオ――ガーガオガ――――。
「
「――
「
「ママが
「うちの
「ねえママ、わたしたちと
「そこまでしなくたっていいわよ。
「あの
「――おやおや」
「ラッピングはされてないし、ちょっと
「いや、
「ママの
「うっふふ、
「ホントに~?」
「そのうち
読み書きに、会話もできない、怪獣が、人に惚れたら、こうもなるかな。 水白 建人 @misirowo
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