何の為に生きて、何の為に殉ずるか

非常に読み応えのある作品である。
主人公、相棒、そしてそれを取り巻く人々、章ごとに様々な一面を見せるが、根本には「生と死」があるように思える。
第1章では友人と少女が、第2章では犯人と子供たちが、第3章はまだ途中であるが神官が、それを問いかけているように思う。
描写も鮮明で、時に非情な世界が鮮やかに目の前に広がるようであった。
読み応えのある作品を求める方にオススメです。ぜひ読んでいただきたい。