チョコとラーメンを愛するアラサーボッチ女子・八白亜紀。
ある日、謎の声に呼ばれて目覚めると、そこは……中世ファンタジーでも魔法世界でもなく、白亜紀!?
大空と大地! 壮大な自然! そして……ティラノサウルス!!
逃げる! 逃げる! でも、足が止まる! もうダメか――と思ったら、
ティラノがチョコに夢中!? なんなら人型の美少女ヤンキーになったんやけど!?
どうやら亜紀には、恐竜を仲間にし、変身させるスキルがあるらしい。
よっしゃ、このスキルで白亜紀ライフを……と、思いきや、女神(?)からの衝撃の一言。
「魔王軍が攻めてくるので、恐竜たちで対抗してください。」
仲間になる恐竜は、美少女ヤンキーに武闘派エリート!?
恐竜×バトル×爆笑の、前代未聞のジュラシック・ファンタジーが幕を開ける!
細かいことは抜きでさくっと本筋に入るため、あれこれ考える間に物語に集中できます!
擬人化は最近見かけなかったので気持ち的に新鮮に読むことができました。
人気の恐竜を仲間にしていくフェーズは読んでいてワクワクしますね!
コミカルな形式で進むため、読むほうも気構えることなく手軽に手を伸ばしやすい作品だと感じました!
また、キャラ造形をAIで作っているのはイメージを固めるために私的にとても有効だと思います。
服装等々今AIでどこまで上手く作れるかわからないのですが、とても作者愛を感じる絵なので、物語がますます楽しめます!
途中でキャラの説明話があるのですが、作者さんの思いがとてもわかりやすく書いてあることもナイスでした!
【面白かった点】
演歌歌手の八代亜紀さん、けものフレンズ、ジュラシックパークをなぜか混ぜてしまった本作(※主人公の名前はむしろ白亜紀から取ったと思われます)。
でも、芸人から身につけたとかいう主人公の関西弁のノリと、ラッキーさん張りの女神の解説で、めちゃくちゃリーダビリティが高く、さくさくと読めます。
【良かった点】
フレンズたちのイラストも展示されていて、とても可愛い。みんなヤンキーなフレンズだけれども。
【期待している点】
白亜紀もといジュラ紀で先史文明もないのに、魔王は何やってんだというツッコミはあれど、某フレンズみたいに一周回ってロストテクノロジーの時代かもしれず、何はともあれ魔王軍の動向に注目です。