主人公は飯屋の少年ですが、地の文は名探偵の思考回路を読んでいるような感覚。文章力が読みやすく、テンポ良く読ませてくれます。
当初は、現代で言えばギフテッドのような能力なのかな、と思っていたのですが、広がってゆくギフトの力は、とても興味深く面白いです。未だ途中までしか読んでいませんか、この先も楽しみたいと思っております。
疲れた社会人には、見失っていた在り様を思い出させる。漫然と慢心を繰り返す人には、傲慢を気付かせ内省を促す。未熟な人には、目指すべき所と正しい在り方を示す。まるで武の指南書の様に正道を指し示し、…続きを読む
地に足が付いた話・人・展開、個性ある生きている登場人物、次の話へのワクワク感、食後のコーヒーのような読後。
こんなにも面白く、そして文学的な作品が未だ一部の人にしか気付かれずに生まれていること、普通のことを普通に出来ると言うことが強みの主人公の魅力にも身震いした。いいものは世間や世界に出なければならな…続きを読む
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