消えない想い

 狭間遊矢曰く、この物語はラブコメである、と。


 ***


「だからね、菜月がお兄ちゃんに気があるのはバレバレなの! どこらへんが好きになったの?」

「べ、別にあいつの事なんて好きじゃないわよ! あ、あれは夏の日に……」

「日向ちゃんもお兄ちゃんの事好きなの?」

「……お菓子くれる。好き」

「うん、日向ちゃんは大丈夫そうね。菜月ちゃん、どうなのよ!!」

「ていうか、あんただって妹のくせに武志の事大好きじゃないの!」

「べ、べ、別にそんなんじゃないもん! そういえばフリージアさんもなんか前と雰囲気違うし」 


 なんだろう、お兄ちゃんがいなくなった。凄く寂しいのに、前の寂しさとは違う。

 お兄ちゃんは私のせいでスラムから帰ってこれなかった。

 お兄ちゃんに再会できて、私は少しだけ素直になる事が出来た。


 ――攻城戦を任せるぜ!


 お兄ちゃんの言葉。前だったら絶対無理って言っていたと思う。

 でも、私は任されたんだ。


 お兄ちゃんがいなくなった時、私の頭の中はモヤがかかったみたいになった。

 ずっとずっと何も見えていなかった。


 多分、今が私の正念場。頭がすごく冴えわたる。こんな事初めてだ。


「ていうか玲香さ、攻城戦どうすんの? 男子はいないし、龍ケ崎さんもいないし……、本当に私達だけで大丈夫?」


 私はくっきりはっきり返事をした。


「うん。大丈夫だよ。えっとね……、菜月ちゃん、まだ馴染まないんでしょ? ナツキちゃんと」


「え? あ、あんた、わかるの? だ、だって全然知らなかったんだもん。私の中に違う人がいたなんて」


「違う」


 多分、お兄ちゃんから見たら、私は知性が宿ったように見える。けど、お兄ちゃんとお父さんの足元にも及ばないよ。


 菜月ちゃんは私と同じくらい馬鹿そうに見えるけど、本当は違う。今の菜月ちゃんはまだ精神と身体が一致していない。完全じゃない。


「私にはなんかわかるの。なんでだろ? ねね、ちょっと手つなごうよ」


 フリージアさんも日向さんも私達を見守っている。

 菜月ちゃんは私の手を取ってくれた。

 その瞬間、何かが私の中に流れてきた。私は流れに身を任せる。

 うん、分かり会えなかったら話し合えばいいんだよ、菜月ちゃんにナツキちゃん。


「ちょ、ちょ、なんなのこの感覚⁉ 知らない記憶が自分の記憶に変わってくじゃん……。あっ、そっか、あんたナツキって言うんだ……。……うん、うん、やっぱ武志の事、大好きで……、私と一緒だ……」


 菜月ちゃんは遠くを見つめている。

 悲しそうで苦しそうなのに、どこか清々しい表情を浮かべていた。


「「やっと理解出来た。想いは一緒だったんだ」」


 私には菜月ちゃんの声が二重に聞こえた。そこには二人いるみたいで。

 菜月ちゃんは私の手を強く握り返してきた。


「玲香、ありがと。やっと自分の事理解出来たわ。攻城戦、絶対一位狙うわよ。……ていうかさ、ナツキって私よりもエッチな妄想が好きみたいんで――はぶしっ⁉」


 菜月ちゃんは自分で自分の顔をビンタするのであった……。




 気を取り直して――


「私って何も取り柄がないと思ってたのよ。武志には日常の象徴っていわれたしね、えへへ。ちょ、そんな睨まないでよ⁉ で、今の私は自分を理解したわ。……私達は基本的に何でも出来るわ」


 天童菜月と天童ナツキ。フリージアさんよりも暴力性に劣るけど、高い運動能力の持ち主。『あの夏の日』と言われる凶悪事件をお兄ちゃんと共に解決した人物。本人は清々しい思い出だと思ってるけど……。


 そして、日向ちゃんよりも知能は低いけど、一般の生徒を遥かに凌駕する知性の持ち主。勉強というよりも人生勉強を重ねたお姉さんだ。


 一番の武器は――アイドルとしての『カリスマ』『魅力』。


 今の菜月ちゃんはその二つがずば抜けている。

 きっとこれは菜月ちゃんの天性。


「……あ、あのさ、武志っておっぱい大っきい方がいいのかな? うーん、私小さいから胸トレしようかな……」


 違う方向性でおバカ度が増したような気がするけど……。

 まいっか!



 私は息を大きく吸い込んだ。

 お兄ちゃんたちは死地へと向かった。なら、家(教室)を守るのは妻(義妹)の役目でしょ?


「フリージア、東郷家の玲香が命ずるよ」


 今までのフリージアならわたしの言う事を聞かなかった。彼女はお兄ちゃんのメイド。

 でも、今の私はお兄ちゃんに攻城戦を任された妻(義妹)。

 フリージアは何故か涙を流していた。……なんで?


「流石武志様の妹君……覇気が見えるわ。……なんなりとお申し付けください。他のメイドをFクラスに転入させますか?」


「ううん、そんなずるっこは駄目だよ。ちゃんと私達だけで戦うの」


「流石でございます」


「フリージアはこっそりこの教室を改造したんでしょ? 詳細を全部教えて」


 今回の攻城戦は武器の使用が禁止でなんでもあり。

 すごくあやふやなライン。だから、トラップ一つでも武器として判定されるかもしれない。フリージアの改造を見直さなきゃ。使える物は使う。


 あとは……


「フリージア、あのね、本気出してね」



 まっすぐにフリージアを見つめる。ゆっくりとした動作でフリージアの肩に手を置く。

 この数秒間の間、私は数千通りの先読みを行った。思考を加速させて、フリージアの行動を事前に予測した。


 フリージアの額から汗が流れる。こんなフリージアは初めて見た。


「……まさか、この私が……、分かりました。このフリージア、全力で攻城戦に挑みます」


「うん、よろしくね。あとは――先生!」

「え、わ、私でしゅか?」


 教壇であたふたしていた先生。……確か、攻城戦の人数が足りなければ先生も登録できるはず。


「うん、先生も攻城戦に出るよ」


「へっ? そ、そりゃ規約では大丈夫でしゅが……。わ、わたし、身体がこんなだし……」


 日向ちゃんを見ると首を振っている。どうやら戻す薬はまだ出来ていないみたいだ。

 大丈夫、お兄ちゃんに教わった方法がある。

 それは女性ホルモンを活性化させるために、


「先生、ごめんなさい!! えいッ!」


 先生の胸をづかみにする。モミモミとマッサージを施す。先生の思考が停止したのか、固まってしまった。

 ダイジョブ、愛情を込めて、モミモミ、モミモミ、モミモミ――

 右斜45度、触るか触らない距離感の軽いタッチ。時には激しく――


「や、やめるでしゅ! せ、先生は、先生は――、あっ……、戻ったです」


 そこに立っているのは、ロリ先生じゃない。妖艶な美女が存在していた。

 着ている服がパツンパツンで恐ろしいまでのセクシーさを醸し出している。

 菜月ちゃんとはまた違った魅力。


「あーー、服がきついです。フリージアさん、余ってる服貸してください。――ありがと、うんしょ、うんしょ」


 教室で素っ裸になる先生。菜月が「あわわ、あわわ……」と手で顔を隠しながらしっかりと見ている。

 先生の身体は古傷だらけであった。


「ん? あっ、これ? 昔色々あったのです。……ここは武志君との夜に出来た傷」


 うっとりしながら傷を触る先生。


「いいから早く服着てくださいね! 風邪引いちゃいますよ……」


 日向ちゃんが私の制服の裾を掴んでいる。


「……私、なにする?」


 天才発明家の日向ちゃん、今まで発明したおかしな物は数しれず。

 日向ちゃんの武器が使えれば楽勝だったけど、今回はそうはいかない。

 だから――


「あれ使おっか」

「ん、あれだね。りょーかい、人数分用意する」


 準備は万全。

 あと必要なものは――


「私達はお兄ちゃんを信じてる。龍ケ崎さんを無事に救ってくれる。狭間君も無事に戻って来る。戻ってきたらマックで打ち上げしよ!!!」


 私の叫びにみんなが呼応する。この時、Fクラスの女子の心がお兄ちゃんを通じて一つになった瞬間だった。



「絶対勝ちに行くよ!! 皆殺しだよ!!」



 私達の雄叫びが学校中に響いた。



 ****



「九条君もいない、鬼瓦さんもいない。だが、僕たちはSクラスが必ず勝つ」


 放送で『攻城戦』開始の合図が鳴った。

 この日のために僕たちSクラスは特訓を重ねた。主力の二人がいないとしても、優秀な生徒が多い。


「あっ、そうだ。この状況って、女の子委員長を捕まえるふりして、身体を触り放題じゃねえか? 俺って天才だ……」


「山田、殺すよ?」


「わ、わりい、冗談だっての。ていうか、お前の女装姿って、なんかそそるんだよな……。な、なあ、友達の頼みだと思って、お、おっぱい触らして――」


 僕は怒りを抑える。こんなバカでも山田は裏稼業の家柄の一員であり、非常に有能な生徒だ。


 とりあえず山田の金的を蹴り上げる。

 悲鳴を上げて倒れる山田。


「……委員長を3人捕まえたら触っていいよ」


 すくっと立ち上がる山田。え? おかしくない?


「マジか!! 超燃えるじゃねえか!! しゃっ!! Sクラス行くぜ!!」



 と、その時スマホが震えた。

 学校からの連絡動画だ。何も考えずに僕らはスマホを確認する。

 そこにはFクラスの……元Sクラスの天童さんの姿が写っていた。


『ジョナサン学園にみんなー! 今日は攻城戦だよねー! 頑張ろうね! 私も頑張るよ! あっ、今、体育館で私の握手会するからみんな来てね!』


 なんだこの動画は? 意味がわからな――


 教室の様子がおかしかった。主に男子生徒の様子だ。

 目が血走っている。山田なんてよだれを垂らしている。


「俺、行くわ」

「うん、絶対行かなきゃ……」

「やばば、可愛すぎじゃん……」

「……俺風呂入ってないから、ちょっとシャワー浴びてくるわ」

「俺も」


 ふらふらと教室を出ていこうとする生徒たち。な、なんだこれは⁉

 まずい、作戦が狂ってしまう。


 思考が一瞬で回答を導き出す。


「女子生徒! 男子に抱きつくんだ!! 正気にさせるんだ!! 山田、ぼ、僕の胸を……くっ、これは東郷君に取っておいたのに……、制服の上だったら……」


 これはFクラスからの第一陣の攻撃。

 混乱する教室を見ながら背筋に鳥肌がたった。



 ****



「ぶつぶつ……ぶつぶつ……」


 クラス委員長の証である、大きなバッチを胸に付けている私。

 お兄ちゃんが推してくれたからなれたクラス委員長。


 Fクラスに置いてある数多のモニターに映し出されている学校の様子。

 すでに序盤は過ぎ、菜月ちゃんの『魅了』のおかげで学校中は混乱に陥っている。それでも強者のクラスは混乱をすぐに収めていた。


 私達のFクラスは普通の校舎から離れている。逆に言えば狙われる存在。

 日向ちゃんの力を使って、わたしたちの教室は攻城戦にふさわしい、要塞に変貌した。


 フリージアさんと先生からの無線が来る。


「――B地点制圧完了ですわ」

「――C地点全員倒したです」


 私達が選んだのは、殲滅戦。委員長をさらったとしても、他の生徒が残っているなら助けに来る。そんなのめんどい。

 だから、委員長でも誰でも、殲滅してしまえばいい。あとで委員長だけを回収すればポイントが入る。


 この要塞にいる間は絶対に誰も入ってこれない。


 でも、中盤にさしかかると膠着状態に陥る。流石この学園の生徒。

 だから私は――


「菜月ちゃん、私達も出るよ!」

「う、うん、あんた本当に大丈夫? 超不安だわ……」

「大丈夫、私、お兄ちゃんの義妹(妻)だもん!」




 ****




 狭間遊矢


「よっしゃ、龍ケ崎に怪我はねえ。鬼瓦、動けるな」

「東郷……ありがと……怖かった……」

「綾鷹、あんた来ちゃったの。私、もう鬼瓦家じゃなくなったんだよ?」


 僕は俯瞰してこの場を見ている。

 本当に全ての力を使った。

 一歩間違えば龍ヶ崎さんだけが死んでいた。


 でも僕は自分の存在意義を思い出したんだ。


 簡単な事だった。自分の存在を消して、龍ケ崎さんを守ればよかっただけだったんだ。


 もうループは出来ない。

 力を使いすぎた。

 僕は東郷君の隣に立っているけど、誰も認識していない。

 そういう存在なんだ。この世界の人間じゃないからだ。


 これから僕は元の世界に戻れるかわからない。というか、元の世界の僕は死んでいる。

 世界の歪みは修正される。


 元々この時間軸の人間ではない僕は、世界からはぶかれてしまう。


「まさか、スラムの『チーム』の一つがあっちと繋がってるとは思わなかったぜ。なんにせよ、俺のこっちの仲間いて助かったぜ」


 もう僕の物語は終わりだ。

 でも、もう少しだけ見届けたい。


 龍ケ崎さんが何もない空間――僕がいる場所を見つめている。


「あ、あのさ、もう一人、誰かいなかったか?」

「ん? 俺と綾鷹だけだぜ。あとはスラムの仲間たちだけだ」

「ああ、東郷と二人でここに来たぞ。それより、ここから離脱するぞ」



 徒歩でスラムを歩く。

 こんな世界があったとは思わなかった。何度ループを繰り返しても、スラムに行く選択肢は無かった。


 僕はこっそり、龍ケ崎さんの隣を歩く。

 転びそうになった龍ケ崎さんを支えたかったけど、僕の手は透けてしまっている。

 支えられない。


 でもいいんだ。龍ケ崎さんが死の地点から生き延びてくれた。

 もう満足なんだ。


 電車に揺られ、検問所を抜けて、新宿の街に出る。

 スラムとはうって変わって華やかな雰囲気となる。


 龍ケ崎さんが安堵の涙を流した。涙を拭きたくても拭けない。ただ、龍ケ崎さんが綺麗だな、って思ってしまった。


 みんなの足は学校に向かっている。

 うん、最後の別れだ。




 学校は煙に包まれていた……?

 こ、攻城戦はこんなに激しいものではないはずなのに……。


 気絶している生徒たちの間をする抜けて、僕らはFクラスへと目指す。

 東郷君は何故か嬉しそうな表情だった。


『本日の攻城戦は終了しました。Fクラスの優勝となります――』


 Fクラスの前は更に気絶した生徒の山だった……。

 その前に立つ玲香さん。


「お、お兄ちゃん……⁉ わ、私、私……」


 玲香さんが東郷君に気がついて抱きついてきた。そして、龍ケ崎さんを見て泣き出した。

 良かった、本当に良かった。

 他のFクラスの生徒も教室から出てくる。


 みんな泣きながら東郷君と龍ケ崎さんの無事を祝ってくれた。



 僕は龍ケ崎さんの隣から離れる。


「おい、ちょっと待てよ⁉」


 足が止まってしまった。龍ケ崎さんは僕に言っているわけじゃない。だから気にするな。


「いや、おかしいだろ! そりゃ助けてくれて嬉しいけど……、なんか忘れてんだよ!!! もう一人いただろ!! お、思い出せねえけどよ……」


 Fクラスのみんなは不思議そうな顔をしていた。

 もう僕の事はわからないはずだ。


 僕は満足したんだ。一人ぼっちだった龍ケ崎さんに友達ができて、死の運命から抜け出して、これから楽しい青春を送れるんだ。

 ほら、君の周りには仲間がいるだろ? 


 僕はもうそっち側にいけないんだよ。



「違う!! 私には……、大好きな人がいたんだ。よくわかんねえけど、大好きで大好きでどうしていいかわからなくて、でも、たまに忘れちゃう存在で、なんで思い出せねえんだよ⁉ なんでだよ……、教えてくれよ……」



 龍ヶ崎さんは何もない空間を掴む。

 そこには、僕の胸があった。



 僕は龍ケ崎さんをそっと抱きしめる。感触はない。それでも、龍ヶ崎さんを感じられるんだ。


『……僕は龍ケ崎さんに恋していたんだ。ありがとう、素敵な青春が送れたよ』



 もう限界だった。僕の身体がチリのように消えていく。



「わたしは――あっ――狭間が大好きだったんだよ!!! 行くんじゃねえよ!!!」



 身体に衝撃が来た。

 チリとかした僕の身体を抱きしめる龍ケ崎さん。

 徐々僕の身体の輪郭が戻る。


 でも――、そんなうまい話はない。僕が消えるのは必然だ。ふと、東郷君が僕を見つめていた。



 ……そっか、そうだよね。じゃあ本当に最後の力を振り絞って――



 Fクラスのみんなが見守っている。

 なら、ここが最後でいいだろ?


 僕は今一度、この世界に、龍ケ崎さんだけに認識された。それが精一杯。


「狭間、狭間!! なんで消えるんだよ⁉ なんで……」


「龍ヶ崎さん、今までありがとう。君と出会えた事が幸せだったんだね」


「お前、俺を助けるために消えるのかよ⁉ そんなの、悲しいだろ……」


「……ごめん、頑張ったけど、こればっかりはどうしようもないんだ。だから――」


「おい、狭間、狭間!!! パンをくわえて遅刻しそうになった私とぶつかったのが始まりだろ!」


 それは一番はじめのループの記憶。懐かしいな。なんで龍ケ崎さんがそれを知ってるんだろう?


 ……もう限界だ。


「じゃあね、最後にあえて、良かった」


「狭間……逃さねえよ……」


 龍ケ崎さんが僕を強く抱きしめる。おかしな力が流れ込んできた。


 それでも、僕は身体だけを残してこの世界から――消えてなくなった――











「いってーな、てめえどこ見てんだよ!! ……あん? 泣いてんのか?」


「べ、別に泣いてないよ。……ただ、ちょっとおかしいんだ。ねえ、僕たちって会ったことある?」


「し、知らねえよ……。くそ、パンが落ちちまったじゃねえか。おい、お前、名前なんて言うんだ」


「僕は狭間……」


「そっか、私は龍ケ崎だ。てめえ俺にパン奢れよ」


「……えっと、ジョナサン学園だよね? じゃあ購買に行こうか」


「お、おう、なんか素直だな。お前もFクラスか? って、私Cクラスだった。なんでだ? ……あれ? 私、なんで、泣いてるんだ?」


「あはは、僕もFクラスかと思ってた。Cクラスなら僕と一緒だね」 



 きっとここから何かが始まる。僕はそう確信した。

 僕の名前は狭間遊矢、なんの変哲のない高校生。

 心の奥から湧き上がる初めての感情に戸惑っていた。





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ツンデレ義妹に『いなくなれ』と言われた俺は本当に行方不明になった うさこ @usako09

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