不安に負ける私から抜ける

忘れないで

こなくそ。

反骨。

負けてたまるか。

誰かに対しての怒りとかアグレッションではなくて、そう言う、言わば、自分に対しての、気概だよ、それを、思い出せ。いや、一旦なくしてしまったのなら、もう一度掲げろ。

フラッグ。

マイフラッグ。

掲げてやろうよ。

そう言う胸であるのなら、不安も抑うつも、ヘッ！　で戦える。

戦うんだ。

負け犬になるな。

不安だから戦うんだ。

抑うつだから胸を張るんだ。

ギラギラした瞳を、忘れないで。ええ、忘れないで。

もしも空が落ちて来たとしても、私だけは生き残ってみせる。

だって、そうでしょ。

負けてたまるか。

ガッツのない奴になってしまえば、潰れていくだけ。

私は私だから、精一杯やったら許される訳じゃないのは分かってる、ええ、分かっているよ、でもね、それでも、一番大事なのは私が私であることなんだ。

そうじゃなきゃ、全部がダメになるから。

逆にすれば、全部が良くなる、良くなると信じて？　いや、事実だ。

だから胸を張る。

胸を張る。

旗を掲げる。

ああ、胸がドキドキする。

明日を鳴らす鐘の音だ。

（了）