第15話 「よく考えたら合法ロリではない件」

「お宝お宝!」


「っち、めんどくせーな。何が?」


「さっきさ、道歩いてたら中坊とすれちがったの」


「うん」


「そしたら、チャックあけてブツを取り出して私に付いて来るの」


「え、どの辺で?」


「ほらっ、国道があって公衆電話があって国道があって細い道入った所」


「全然、わかんね。お前、道教えるの下手くそ過ぎるな」


「うっせーな。いいから聞け。こんな事滅多にないじゃん!中坊のモノなんて犯罪犯さないとみれないじゃん!犯罪犯さず見れるなんてラッキーって思って、合法チャンスキター、合法合法!」


「どのくらいの大きさの子?」


「それがさっ!すっごい小さいのすっごい小さいの!タマより小さいの」


「身長な!聞いたのチン長じゃなくて」


「あー背も小さかったよ。白くてプルンプルンでツルツルでこんなの見たことないって思ってさ」


「うん」


「やべぇ、合法ロリのお宝なんてもうないと思って、動画に収めようと思ってカメラ向けたの」


「そしたら?」


「中坊焦って逃げた」


「ヤベー奴が来たと思ったんじゃない?」


「どっちが?」


「可哀相に……」


「はっ?どっちが?」


「別に」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

キャリアウーマンの嫁がムカつく おゆたん @Oyutan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ