第17話イキってすいませんでしたぁぁぁ!
正直、あの戦闘でストックしていた技は全部吹き飛んでしまったからあそこで諦めてくれて良かった。
「しかし、これは...中々酷い有様ですね...」
爆撃されたのかと勘違いしてしまうような穴
の開き方をした森は現在大炎上中である。
「やばい、やばい、やばいぞぉ!あのハゲチャビンにしばかれる!」
「誰がハゲチャビンだクソガキィ!」
「イッテェェェ!なにすんじゃあ!」
「大丈夫?と言うか、そいつ誰?」
「ルイス先輩!そんな事言っちゃダメっすよ!」
これを聞きつけてハゲチャビンとテルとミントがやってきたようだ。
「それにしても派手にやったね。」
「ん?あぁ。四神の方々にすれ違いキルされかけたから必死の抵抗よ。」
「そりゃ災難っすねー。でもよく生きてましたね?こんな爆発食らって...」
あれ?これ四神に罪押し付けられる?
「そうなんだよー!あともうちょっとで死ぬとこだったぜ!ほんっと、生きてるって素晴らしい!」
「はぁ」
そう叫ぶ俺におんぶされているガイアが俺だけに聞こえる声でため息をついてきた。な、なんだよ、
「と言うかさぁ?ルイスその女誰?」
「あ、そっかテルには言ってなかったね。
こいつはガイア、俺のメイド?みたいな感じ」
テルはジロジロとガイアを見回す。バチバチと火花がぶつかり合っているような気がするが、多分気のせいだろう、多分。
しかし、ここで最悪な事が起こる。
「おい、ルイスとやら!其方ガイア王女の婚約者らしいじゃないか!あのこの巨大な穴を開ける程の実力者なのだから当然と言えば当然か!ワハハハ!」
そうやって再登場の直後に最悪なカミングアウト二連発をお決めになさった火の大魔神さんは豪快に笑い飛ばしている。
「き、貴様。上官に対しての不敬では飽き足らず、虚偽までして来るとは舐めるにも程があるぞ?しかもそれを四神様に罪を擦り付けるとは…」
「おい、お前さっきメイドつったよな?
しかも王女?舐めとんちゃうぞ?」
「おい、お前。この森破壊したの俺に罪被せようとしたのか?」
オワター。ハゲチャビンブチギレやし、テル二重人格バリバリ出てるし、四神はこっち見んな。
まっ、取り敢えず
「嘘ついてすいませんでしたぁぁあ!!!」
その後、全治一週間の怪我を負ったルイスがメイドにおんぶされながら蹴られているシーンが目撃されたそう…
異世界で戦争に巻き込まれた俺は安置目指して頑張ります! リアス @00000aoto
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