軽佻な語り手が紡ぐのは、少し不思議な険究対象。

「アナザー」と呼ばれる怪異や不思議なものを研究……ではなく険究するDr.ダゴン。彼が語るちょっと不思議な現象のレポートをまとめていくという内容です。
オムニバス形式で綴られるお話はどこから読んでも楽しめる内容で、SFはSFでもS(すこし)F(ふしぎ)に分類されるような、日常生活との親和性のある作品です。随所に光るネーミングセンスも必見!
短い内容で楽しく読める一品です。ぜひご一読あれ!