主人公の瑞季(みずき)君に思いっきり感情移入してしまい、ずっとドキドキでした。
切れるような文章力の高さが、読者を心地よくストーリーに没入させてくれます。
▼大学生の男子・瑞季は、窮地に陥った学費をひねり出すため、友人のおせっかいでママ活のアプリに登録してしまった、気が進まぬまま、待ち合わせのカフェに行くとそこには、思いもかけぬ出逢いが……。
全体にカラッとした明るい雰囲気で話は進んでいきます……。
途中、金沢のシーンは、旅情があふれていて、描写が素晴らしかったです。
ラストは、瑞季君の、純なまっすぐさが印象的で……切なく、深く、心に残りました。