ソード・ワールドの魅力が詰まった作品です!

 とある魔導機から始まる、レプラカーンの少女と人間族の少年の物語を描いた短編小説。
 調査のために遺跡(ダンジョン)に赴く2人を待っていたのは…? と言った感じです。

 ソード・ワールドの魅力といえばやはり、魔法や技能、知能を用いたダンジョン探索。そして、剣戟と魔法飛び交う戦闘だと思います。

 軽いタッチと読みやすいテンポで描かれるこのストーリーにはそれら全てが詰まっていて、なおかつ、キャラクター同士の関係性、その変化もしっかりと描かれています。
 その点、二次創作としてだけでなく短編小説としても、十分に読み応えのある作品でした。

 個人的には2人のこれからに、ついつい期待してしまいますね。

 「キャラクター」「戦闘」「探索」。ソード・ワールドの基本を知るうえで、これ以上ない教科書になるような気がします。
 もし興味を持たれている方がいらっしゃるなら是非、本作を一読してみてください。
 きっと、気づけば手元にルールブックがある。そして、冒険者になってしまっている…。
 そんな状態になってしまうのではないでしょうか?

 たくさんの魅力が詰まった本作。是非、ご覧になってみてください!