自分自身と向き合う。弱さを内包しつつも、力強さを持った作品です。

 今のところ主要な登場人物は主人公以外に存在しません。ただひたすら地平線を目指し、航海に出て行くお話です。
 漠然とした目的ながら、変わろうとする主人公の姿が印象的で、引き返すようにとも聞こえる無線にも意志で以て進んでいきます。
 この先どうなってしまうのか。主人公が得られるもの、或いは失うもの。恐らくは孤独な航海に色々と気付くのだろうと思います。
 真っ直ぐな感情を受け取れる作品です。

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