繊細な筆致

褐色美少年の良さが詰まった作品。
三話目の「入れ墨」が好きです。バナナを食べるところが印象的でした。
そして、星明かりの元、入れ墨の入ったリオの身体をなぞるシーン。これもとても素敵でした。彼の痛みに想いを馳せるところも、その良さを思い知らされます。

また、もうひとつ思い知らされたのがBSS。
私は特に好きなジャンルではなかったのですが、凄くよかったです。それに悶える彼の苦悩がとてもよかったです。
先に挙げた「入れ墨」の場面もなんですが、「黄色と藍色」のラストも彼のぐちゃぐちゃになる想いの描写が綺麗で好きです。