言葉で抱きしめて
ぼくは言葉できみを
抱きしめられただろうか
言葉で抱きしめるなんて
本当にできただろうか
それでも
それでも
抱きしめたかった
きみを
きみのすべてを
抱きしめたかった
ぼくには
ぼくの世界があり
きみには
きみの世界がある
ぼくが見たもの
きみが会った人
ぼくが読んだ本
きみが聞いた曲
ぼくたちの世界は
みんなそれぞれに違う
だけど
同じ青空を見るとき
同じ夕陽を見るとき
同じ月を見てるとき
ぼくらの世界はつながっている
きっと
手をつなぐようにして
心を重ねて
ぼくの世界に
きみがいるように
きみの世界には
ぼくがいて
ぼくの中の
きみを抱きしめるとき
きみの中の
ぼくを抱きしめてほしい
同じ言葉を
抱きしめて
この季節を抱きしめて
この愛を抱きしめて
この夢を抱きしめて
この心を抱きしめよう
ありがとう
きみを愛してる
いつまでも
ずっと
ぼくの傍にいてよ
そしてどうか
その言葉で抱きしめて
詩集 言葉で抱きしめられたなら TiLA @TiLA_k
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます