この世で一番、

鏡の中に映っている

知らない男

こっちを見ている

お前誰だよ


自分が知っている

心とは

似ても似つかない

被り物して


ネットワークの向こう側

顔も知らない

声も知らない

清らかな魂たちよ


そう、君たちこそが

僕の本物の鏡だ


キーボードを叩く

文字が打たれる

言葉が生まれる

心が

映されていく


君を抱きしめたいと

強くそう願いながら

言葉を紡いでいく


そのとき


僕は本当の顔を知るんだ

本物の自分と出会うんだ


磨かれた鏡のように

湖の水面のように

美しい魂と

向き合って


その水面が揺れるとき

僕の心も揺さぶられながら


反射する心の光

キラキラと輝け


鏡よ鏡


この世で一番、









感謝しているよ


いつもありがとう。





_________________________________________

約半年かけて連載してきた本詩集もラスト1話となりました。

♥︎や応援コメントで支えてくださったソウルメイトの皆さまに心から感謝と愛を。


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