戦場の英雄である私は、引き篭もりの俺を殺したい

引き籠りである如月拓哉は世界最強のプロゲーマーとして、世界的に爆発的人気を誇るVRFPSゲーム『リアル・ウォー』で生計を立てていた。
いつものようにゲームを立ち上げようとパソコンを起動した直後、拓哉は衝撃の事実を目の当たりにする。
それは『リアル・ウォー』の真実。
『リアル・ウォー』は米国主導の元、ユーザーのプレイを実際の戦場に居る自立型兵器とリンクさせ、戦争を行っていた。
そのニュースに世界はパニックとなるが、更に最悪なニュースが飛び込んでくる。
「自立兵器は自我を持ち、自らを操っていたプレイヤーに対する殺戮衝動を抱いている可能性がある」

これは、戦場の英雄と謳われた世界最強の”私”が片田舎で引き籠っていた”俺”を殺したい話。