青春の1ページ。追憶ともいえる記憶が掘り返されます。

 第八話まで読了。
 本作は主人公を含めた四人の仲間が中心となって繰り広げられる物語です。タイトルにある幼馴染みと主人公が中心となるのかと思いきや、幼馴染みは早々に同じく幼馴染みと付き合いだしてしまいます。どうなってしまうのかと思うも、そこはラブコメ展開が待っています。過去の接点を仄めかしながら、ストーリーは主人公とヒロインを結びつけていくことに。
 物語は終始牧歌的な雰囲気に包まれております。そこには胸クソ展開など含まれず、ただ思春期の高校生が試行錯誤する様子が面白おかしく描かれています。
 過去を知らされた読者は二人の結末を予想し、それに期待することでしょう。この先が楽しみな作品です。一読されてはいかがでしょうか?