時折思い起こされる夢に抗うオジマ
夢に抗って手に入れた環境で騎士を目指す日々に昏き夢は疼く…
それぞれに意味が、それぞれに人生があることを今一度認識させられるような丁寧な描写に思わず読み耽る。
ゆっくりと進んでいく世界、だけどそこにもどかしさはなく、ずっと読んでいたくなる心地よさがある。
しかし心地のいい世界から不意に訪れる其処は彼とない憂愁とのギャップにより引き込まれる。
結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのかはたまた…
様々な展開を見てみたくなるような作品である。
一読してみてはいかがだろうか?