「君」と共に唄を作っている「僕」。ワンルームの中、踊りながら、喋りながら、時々質問しながら、二人は歌作りを続ける。シンプルな舞台の中で描かれる、千文字以内の物語。表現が率直だからこそ、きらきらと美しく、どこかしら悲しみも帯びてきます。二人で何かを作るというのは、時間を忘れるくらいに楽しいものです。ただ、この時間が永遠ではないという事を感じさせる、儚さも伴っていました。
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