短歌

人月

二〇二二年三月 自選五首

菜の花の色のチョークで書いた字を一気に消して僕だけの朝


八月の弱い光が図書室で眠るあなたのノートをぬらす


コーヒーをMacBookにぶちまけるこれで全てが終わるのならば


月光が痛い オフィスのモニターに隠れて夜をやり過ごしている


夜桜がふたりを責める嘘つきにどんな未来が待ってるだろう

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短歌 人月 @njgw

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