夏祭りの夜に現れる不思議な存在

 夏祭りの晩、どこからともなくフラッと現れた、謎の(でも見るからに一癖も二癖もありそうな)男のお話。

 およそ紹介文の「性癖」から想像される通りなので、もうネタバレを気にせず書いちゃいますけど、ある種のロマンをそのまま形にしたかのようなシンプルな掌編です。

 きっとみんなの心の奥のどこかに存在するであろう、「人知れずこういうものが実在していたらいいな〜」的な何か。
 主人公の魅力が素敵なお話でした。