このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(159文字)
名状しがたく名前をつけた瞬間無関心になるような、しかし人間が人間であるからこそ持ち得る巨大な情、または情の形をとるなんらかの凝縮が見事になされているすばらしい掌編です。締めが本当にすばらしい。読了後たしかに刺さる棘は暗い甘さで癖になります。読みましょう。