どこか象徴的で謎めいた物語

 魔女を追う少年ふたりの、友情と戦いのお話。

 不思議な能力を持つ人たちの登場する、現代ファンタジーものの短編です。

 超常的な能力を駆使した戦闘シーンが山場なのですけれど、そこに至るまでのどこか詩的で断片的な道程が非常に独特。
 いろいろと謎めいた雰囲気を感じさせてくれるところが印象的です。

 ちょっとネタバレになってしまうかもしれませんけど、最後の最後、意外な大オチにびっくり。
 まさかそんな終わり方をするなんて……。

 言葉遊び、とは少し違うのですけれど、独特の個性のようなものを感じる、象徴的で不思議な作品でした。

 作者様ご自身による解説(後書き)もありますので、あわせて見てみると良いかもしれません(当然ネタバレありですので読後にどうぞ)。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427047251409/episodes/16816927863236269402