エイデルフィーアの剣

「オーガスタ、逃げなさい。彼らは貴方の敵だ」
孤児院で暮らす孤児の少女、オーガスタのもとに、ある伯爵の使者と名乗る人物がやってくる。彼らはオーガスタを連れ去ろうとするが、院長先生はなにやらオーガスタの本人も知らない事情を知っているようで……？
隙を見て逃げ出したオーガスタが出会ったのは、超絶性格の悪い王子様だった！
「俺の命令を聞けないのなら死ね。今すぐに」
だがその傲慢な態度の裏には彼の悲しい本音が隠されていた。
孤児院に帰りたい。大切な人を守りたい。
その一心でメイドとして働きながらも騎士として強さを磨くオーガスタは、王子の心と向き合うことになる。
新しい環境で大切なものも増え、一歩踏み出そうとしたオーガスタだが、曙色の髪と深い藍色の瞳という珍しい容姿を巡って彼女を狙う者はまだいて……
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