神の残虐行為

第2話

「ここか・・・」

表札を見て呟く

表札には''郭川高校''と書いてある

ここが今日から通う高校だ

「・・・」

昨日、俺らの高校は潰れた。理由は俺には伝われなかった

俺らの高校は「神力者」しか通えない高校だった

神力者は昔からいる人間で戒魔を毎夜毎夜殺していた

しかし、人々はその力を妬み、神力者を追放した

追放された神力者は集まり、陰ながら闘った

その子孫が俺たちだ

俺については例外だが

俺たち新米神力者は高校で神力について学び訓練を行っていた

俺もそれが楽しみで入ったが3日で学校が潰れたのは予想外だった

そのため別々の高校に行き、夜集まることになった

ようは、息をひそめて高校が出来るまで待て、という事だ

「頑張んなきゃな・・・」

一つ息を吐くと門を潜り抜けた