第三話 生活
う~ん……。自給自足生活をするって言っても、何をすればいいんだろう……?そう思いながら、周りを見渡す。
四人分のベッドや、さっき使ったキッチン、普通の生活はできるようになってるんだよね……。でも、明後日には冷蔵庫の中の食材もあの量だと無くなるはずだし……。
そんな感じで10分ほど考えていると真奈美ちゃんが口を開いた。
「一応、衣食住の食以外はあるから……食料とか飲料をどこかから調達しなければいけないのよね……。」
そう!そうなんだよ……でも、ここがどこかも分からないから無暗に動いたら迷うし……そもそも、お金も持ってないし……
私の頭の中はまたスタート地点に戻ってきてしまう。
すると、
「そ、そういえば、ここに来た時に少し周りを散策してみたんですが……鶏小屋と思われる建物があったり牛の声が聞こえてきたりしましたよ……?この小屋の敷地内のようですし、自由に使っていいと思います。」と栗鼠ちゃんが言った。
笑帆ちゃんも栗鼠ちゃんの後に付け足すようにこう言った。
「あっ!それに畑みたいなのもあったよ!ビニールハウスもあったし、ここら辺の土地は全部この小屋の敷地内じゃないかな?それを確認するなら、スマホを使えばいいし。帰りたいんならお母さんに連絡すればいいし!」
「じゃあ、一応誰かがお母さんに連絡して土地の事を聞いて、それで使っていいか聞いてみようよ!少なくとも私はここでの生活過ごしてみたいって思ったし……」私はつい、反論してしまった。家に帰れば、ここに着く前に考えていた過ごし方をできるのに。なぜか、帰ってはいけないような気がしたからだ。
不安になりながら、三人に私の意見はどうかと聞くと楽しそうだし過ごしてみよう!ということになった。
ほのぼの生活始めます! ホリカ @1-HORIKA
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ほのぼの生活始めます!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます