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概要
一度きりの舞台
そのゲームにはおかしな噂があった。どのタイミング、どの場所かは分からないが、背景でしかないはずの、モブよりも絵に近い人物が急に自キャラを振り向くと、強烈な睡魔に襲われ、次の瞬間にはその人物の視点であろう夢を見るのだと。けれど、夢であるはずのその光景はとても現実的で、その視点を得た者はそれが夢とは思わずに一時を過ごすらしい。そして、そこで体感したことは、どれだけ願っても今後、二度と味わえないのだという。――そんな話を耳にした彼は呟く。「そうか、アレが……」
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