33ですの ありがとうございました




「ほら あれが 女伯爵様だよ!」

「何いってんだい! 王妃様だよ!」

「そうだった!でも まだ今から結婚式だよ」

「そう言われれば そうだね」

「でも 女ながらに 辺境伯をするって どれだけ 厳ついかとおもったら 凄く綺麗だね」

「ほら 馬車が側を通るよ」


「王妃様~~~~!」


「まだ違うんだけどね!でも ありがとう」

おばちゃん連中に 極上の笑みを向けて手を振ると


「キャ―――!」







「おとうしゃま アイリスおばしゃまは しゅごいにんきでしゅね!」

「そうだな あんな綺麗な王妃様だからな みんな嬉しいんだよ」

「ぼくも うれしいでしゅ!ぼくのおよめしゃんになってもらうでしゅ!」

「え!」

「ゆあんおじしゃまより ぼくのほえが わかいから 」

「そうか!あとでユアン叔父様 いや国王陛下にそう言ってごらん ふふふ」






「ここに 国王の座を息子 ユアンに譲る」

「ここに王妃の座をアイリス オルソン公爵令嬢に譲ります」


「「謹んでお受けいたします」」





うわ~~~~~~!!!!

「おめでとうございます!」

「お幸せに~~~!」






国をあげてのお祝いは1週間続いた



「さて 隠居出来るかの?」

「無理じゃろ ワシら これにもう一人暇になる奴が増えるぞ」

「勘弁じゃな」




リンゴ~ン

大聖堂の鐘がなる



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

結婚しないと言われました 婚約破棄でございますね かくさんすけさん @kakusan0102

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ