”むせる” 作品やラブコメを中心に精力的に作品を投稿されている、個人的に注目の実力派作家、日諸 畔さん。
今回はお得意の『むせる×ボーイミーツガール』の骨太ファンタジーということで投稿を追いかけましたが……ものの見事にむせました!(いい意味で)
寡黙だが心優しいリュールと、人と剣を行き来する、天真爛漫としつつ殺意の高い発言を繰り返すブレイダ。
互いの信頼を感じさせつつ、どこかずれてる二人の会話や、戦闘中に見せるテンポ良く歯切れのいい言葉の応酬がとても心地よかったです。
そして二人を取り巻く謎。
その身を犠牲に戦う、手に汗握る熱い戦い。
深く描かれるリュールやブレイダ、仲間、そして敵たちの心の内面。
ダークファンタジーでありながら、二人の固い絆が胸に来る魅力たっぷりの熱い物語です。
個人的にはポニーテールがイイ! そして結末にはウルっときました。
もちろん実力派として描写も素晴らしく、安心しておすすめできるとても面白い作品です。
ぜひ彼らの物語、味わってみてください!
人類は今日という日まで、様々なモノを対象に、色々な形で信頼関係を作り、築き上げてきた。
家族、配偶者、親族、仲間、戦友、友人――。
この中で、最も強い信頼関係を持つものは
《武器を手にする者》
そして
《その手に握られた武器》なのかも知れない。
武器を持つ者は、武器に己の存在を預ける。
武器は、己の価値の全てを以て、持つ者に応える。
人は命を預ける武器を労り、愛し、命を託す。
その意思を一身に受けた武器もまた、己を持つ者のために全力を尽くす。
生きるために武器を握り、握られる武器は、その者に全力で応える。
どちらかが欠ければ、どちらの存在も永久に喪われる。人間同士の関係を超越した文字通りの運命共同体……。
刮目せよ!
これは「人」と『意思をもった武器』が紡ぎ出した人類最強の信頼関係を綴った物語である――。
※意訳:ヒロイン、可愛いッw可愛い可愛い(*´ω`*)