ファンタジーのようで、現実でもよくある小話。

この物語は占い師の老婆『ルリフラ』と、少し(好意的表現)だけ思い込みが強いうら若き王子、『ビト=レオナルド・ラロ・イストリア=イバニェス』――通称ビトくんとの話し合いです。

というか説得。

ルリフラお婆ちゃんは、絵の中の少女に恋をする王子様を何とか正気に戻す仕事を与えられ、王子様は王子様で、狂気が満ち溢れているので、話が通じない。

とまぁこんな感じで。
読んでもらえればわかると思いますが、王子様は稀によくいる、二次元嫁に恋をするタイプのオタクです。

僕も気をつけないといけないなぁ、と思わされた短編でした。